本当は両親にありがとうと言いたい


どうも、崖っプチママです!


しばらく間が空いてしまいましたが、そろそろ両親との話もつきそうな流れに落ち着いたので、今日は私が妊娠して思った両親に伝えたい気持ちについて書いてみようと思います。




「私はずっと自信がなかった」


私は今こうして妊娠するまで、ずっと自分に自信がありませんでした。周りとの違いや、考え方、両親からの評価。両親には今までよく「その自信はどこから出てくるの?」と呆れた顔で言われる事がありましたが、自信があって何かをしている事なんて一度もありませんでした。全ては両親に褒めてもらうためだったり、認めてもらうためでした。

絶対にできるからと言わなければ両親はさせてくれない、だから私は何をするにしても「絶対できる」とか「上手くいく」と無意識によく言うようになっていたのかもしれません。どうしてそこまで両親に認めてもらおうとしていたかと言うと、認めてもらえたと思えた時、きっと疎外感を感じなくなるからでした。でも、私は同時に自由も追いかけていました。

自由になれば、本当の自分と向き合えて、自分の存在価値を見出せると思ったからです。

でも、それを両立させることは難しく、自分を探しているうちに、どんどん両親の信頼を失って、居場所がなくなって、自分の生きている意味がわからなくなりました。

東京に就職することが決まり、社会人として実家から巣立つ時が来た時、初めて母から今まで厳しくしてきた事に対しての謝罪と立派に育ってくれてありがとう、自慢の娘だと言う言葉をもらいました。

その時は嬉しくて涙が止まりませんでした。


でも、上京して一人暮らしを始めてからも自分らしく生きることは難しく、自分らしさも存在価値もよくわからないまま、私はストレスで体調を崩し、健康管理の為の通院等で叩かれるようなボーナスもなかった会社を辞めました。でも、両親にはそんなこと言えなくて、自分のしたい事探しの旅が始まったのでした。

そんなさなか、出会ったのが今の彼です。




「彼が作ってくれた存在価値と私の居場所」


彼とは初めは友達でしたが、彼の方が甘えん坊の寂しがり屋で私も寂しがり屋だったので、良く彼が泊まりに来るようになって、私が、「夜遊びできないから来るな!」と言ったり強く当たったりしても彼はもう私と付き合いたかったらしく、私は何度か「付き合わない方が良いし付き合うつもりはない」と彼に言っていましたが、そんな私の側にずっと居てくれる彼が信頼できるようになって付き合う事にしました。

私はこの時かなり精神的に不安定で彼にもいっぱい迷惑をかけていたけれど、彼はそんな私が自分にとっては必要なのだと言ってくれて、側にいてくれて、初めて本当にこの人なら信じられると思いました。

この時点で、お互いちゃんと就職して貯金もある程度できたらもうこの人と一緒になろうと考えていました。

私の居場所がやっとできた。

私は新しい未来の事も考えつつ生活するようになりました。





「妊娠がわかって産む覚悟を決めてから」


両親に猛反対された時、彼は「絶対に産みたい」と言う私の言葉に「絶対に二人でこの子を幸せにしてあげよう」と返してくれました。

私は、この時初めて「愛」がわかった気がしました。

今まで何人か恋人ができたことはありましたが、母から「愛なんてあんたらにはまだわからないし、わかってない!」と言われたことがありました。

東京に来てから、「好き」と「愛」は全く別物で、まだまだ僕にはわからないと思っていました。

でも、好きと言わなくても側に居るだけで幸せで、安心できて、信頼関係も成り立っていて、お互いのことを考えて…

子供ができて、一生懸命に家族になるために今まで以上に色々なことを考えてくれるようになった彼。

私は、もっと親にとって「最悪な子供」で人生が終わると思っていたものだから、今こうして本当に愛し合える人との間に子供ができたことが嬉しくて、誇らしくて、そう考えると涙が止まらなくなりました。

私には色々な夢があるけれど、それをうやむやにしていたのは、母の昔から言っていた「普通の家庭を持って普通の幸せな女の子になるんだよ」と言う言葉と、結婚概念でした。

私は夢を叶えるためならきっと結婚なんてできない、子供も作れない、母の思っているような良い子にはきっとなれない。

新しいことや将来のことを考えるたびにいつもそう思っていました。

でも、私にはできないと思っていたことが今実現しようとしているのです。

両親は「今まで育ててきたのにデキ婚だなんて!?」と思っているに違いありませんが、私にとっては、絶対にできないと思っていたことが実現しようとしているのです!

そして、今、生きてきた中で一番幸せだと思えるんです。

初めてこんなに自分が幸せだと思えたんです。

両親が私をちゃんと育ててくれなかったら、きっと私には今ここでこの幸せを知ることはなかったでしょう。

それだけ、私は幸せで、両親にも感謝していて、だからこそこの幸せを教えてくれた小さな奇跡をちゃんと産んであげたい。

改めてそう思いました。

今後も両親とは衝突する気もしますが、その時は、ありのまま今のこの気持ちを伝えられるように頑張ろうと思っています。